~入学式の写真を見て 名前を思い出せたのは、たった七人だった。
無理かも知れないけれど、みんな、いい場所にいるといいね。~
あなたは、このコピーを知っていますか?
これは、ずいぶん以前に「日本リクルートセンター」が広告につかっていたものです。つくったのはコピーライターの仲畑貴志さん。
「リクルート」といえば「フリーター」「就職氷河期」「ガテン系」などの、流行語も発信しましたね。また「リクルート事件」ってのも、やっちまいました。
ここまでの古いおはなしに、全部うなずいたあなた・・・
あなた結構イッてます(笑)
天才コピーライター仲畑貴志さん
私は、このコピーが大好きです。
淋しげで、それでいて心あたたまる素晴らしいフレーズ。涙が出そうになります。このコピーを書いた仲畑貴志さん、まちがいなく天才だと思います。
仲畑貴志さんのコピーには、
「いろんな命がいきているんだなぁ〜元気で。とりあえず元気で。みんな元気で。(サントリー)」
「絵を買う気持ちと、花を選ぶ気持ちと、TOTOを使う気持ちが近くなりますように(TOTO)」
「キミがいないと、みんなさみしがるよ。(パルコ)」
「家族の顔を想いうかべると、生きて行けると思う。(味の素)」などなど。
素晴らしい作品にきりがありません。
誰かを思いやる気持ち、願い。
誰かを真剣に愛せる人は、美しい人だと私は信じています。
たとえば、あなたは東北大震災のボランティアのかたがたを見てどう思われますか。
公園そうじのおじさんを見てどう思われますか。
トイレそうじのおばさんを見てどう思われますか。
月給15万円くらいで汗水たらして働く営業マンを見てどう思われますか・・・
心から「おつかれさま」と言えますか?
説教くさくなってもうしわけありません。
私は真剣に、そういう思いやりのある「美しい人」になりたいと日々考えています。
西田佐知子さんの「アカシアの雨がやむとき」
仲畑貴志さんの一連のコピーに感動していると、きこえてくるのがこの曲です。(個人の感想です)
「アカシアの雨がやむとき」この曲は1960年に発表された、作詞・水木かおるさん、作曲・藤原秀行さん、歌唱・西田佐知子さんのガチガチの昭和歌謡です。
いま、「あ~知ってる知ってる」と思ったあなた・・・あなた、かなりイッてます(笑)
「聴いたことあるなぁ」と思ったあなた・・・あなた、ソコソコイッてます(笑)(もういい?)
私も母がよく口ずさんでいたのをおぼえています。
なにが素晴らしいって歌詞です。とくに1コーラス目。
♪アカシアの雨にうたれて
このまま死んでしまいたい
夜が明ける 日がのぼる
朝の光のその中で
冷たくなったわたしを見つけて
あの人は
涙を流してくれるでしょうか♪
どうでしょう、このせつなく美しい歌詞。私ゃ涙が出そうです(また泣くんかーい)
誰だって愛する人から愛されたい。真剣に愛する人を愛したい。私は、純粋な心で人を愛せることは、神様が私達にくださった最高に美しいプレゼントだと思っています。
面倒だから「うつ病」やめました
話はかわりますが、私は「うつ病」でした(過去形)。
最初に就職したのは、某生命保険会社。お給料がいいってんで飛びつきました。ところが実際入社してみると予想とは大違い。一時期よく言った「ブラック企業」でした。
退社が夜の11時とか最終電車ギリギリとか当たりまえ。お給料がいいと言っても換算したら時給500円くらいです(泣)そして上司の怒鳴り声、気を失いそうなノルマ・・・
ほかにすることが見当たらなかった私は9年間、この会社にしがみつき、そして、その9年間のなかで、お約束のように「うつ病」。精神科医に通院し、投薬をうける日々。死のうかとも思いました。
でもドン底だったある日、幼い我が子に「しんどいときは、休んだらいいんだよ」といわれ、目がさめました。
退職を決意し、今はゆる~い自営業。すると悩みも何もかもふっとび、精神科医も不要!私は「うつ病」を克服したのです(収入は減りましたけど)。
あなたがもし今、仕事や人間関係に悩んでいるのであれば、イヤな上司や同僚、後輩たちから逃げてください。イヤな人を避けてください。
時代は「令和」です。もう2020年です。楽に生きていけばいいのです。ゆる~く、ふわ~っと。
「努力」「根性」という時代は、もう終わっています。それは、「昭和」の学校教育の名残りです。「がんばればなんとかなるんだ」って言っても、がんばってもどうにもならないことがあるのです。
あなたがもし悩んでいるのなら、辛いことを捨て去る勇気を持ってほしいと思います。それは、そんなにむずかしいことではないのですから。
そして、美しく生きるよろこびをおたがいに感じましょうね。
きっとですよ(^o^)