あなたは「女性性」「男性性」という言葉をきいたことがありますか。
それは肉体的な性別とはちがい、精神的・心理的な「女らしさ」「男らしさ」を意味します。もちろん、女性は「女性性」、男性は「男性性」が強いとされていますが、実はどちらも同じひとりの人のなかに存在し、男女関係なく誰もがもっているのです。
「女性性」とは「やさしさ」「包容力」「柔軟性」など、「男性性」には「論理性」「リーダーシップ」「攻撃性」「積極性」「決断力」などがふくまれます。
今回はこの「女性性」「男性性」と恋愛についてかんがえてみましょう。
女性性と男性性の形成とバランス
「女性性」「男性性」はどのように形成されるのでしょう。それは成長過程における経験が、大きな影響をあたえます。
女性でも男性でも学生時代、体育会系のクラブ活動ひとすじで過ごせば、やはり「男性性」のウエイトが大きくなります。
逆に、コーラス部など文化系のクラブ活動に情熱を燃やしていた人は、「女性性」の強い人として形成されます。
では、こうした成長過程でできあがった「女性性」「男性性」ですが、ある程度人格が形成されてからのさらなるのばし方はないのでしょうか。
それには女性が書いた小説やエッセイを読めば、女性の感性を学べるので「女性性」をのばすことができます。「男性性」はその逆です。
また、女性が主人公の映画やテレビドラマを見たりすることによって「女性性」をのばすことができます。同じく「男性性」はその逆です。
さらに、美術鑑賞をすることによって「女性性」を高める、スポーツや格闘技をみることで「男性性」を高めることなどもかんがえられます。
そのバランスとしては、男性には「男性性」70%「女性性」30%の比率の人がおおく、論理的かつ成長志向が強いです。しかし一方で、女性に比べて人としてのあたたかみが弱いという欠点もあります。
女性でも「男性性」の比率が高い人もいます。派手な性格の人ですね(^^)また「女性性」が強い男性は、気分屋などと言われたりすることも多いでしょう。
「女性性」と「男性性」のどちらが優れているのかということではなく、自分の特性を知るうえでしらべてみるのもおもしろいです。両方がバランスをとりながら、あなたや私たちの行動を日々調節しています。
女性性と男性性と恋愛について
まず、女性目線の恋愛についてお話しさせていただきます。
たとえば「女性性」が強い人の恋愛傾向は、依存や執着が強くなりやすいです。しがみついた恋になりやすいですね。
そうすると幸せな関係がもてず、相手が冷たくなって、距離を置かれてしまったりします。「女性性」はとても優美なものですが、依存や執着などマイナス面が強くなってしまうと、幸福との縁がうすれてしまいます。
つぎに、男性目線の恋愛の「男性性」ですが「攻撃的」「冷たい」という欠点があります。「女性性」も「男性性」もなくてはならないものですが、マイナス面が出る場合は恋愛関係がスムーズにいきません。
こういうときは、あなたや相手にとって何がたりないのかを「女性性」「男性性」と言う点からかんがえ、おたがいがどうおぎなえばいいのかのきっかけにします。
まとめ
たとえば見るからに男性っぽくても、じつは女性らしかったり、また、とても女性っぽい人がプライベートでは男っぽいというケースもあります。
これは実際の性別ではなく、内面の「女性性」「男性性」のバランスがちがうだけであって、良い悪いではありません。
よく、女性が同性しか好きになれないとか、男性が同性にしか好意が持てないというのは、「女性性」「男性性」の割合がちがうだけであって、別に何もおかしいことではありません。「女性性」「男性性」からみれば、自然なことです。
たがいに豊かさを得るためには「自立」することです。本能の部分では依存しあう関係でしかありません。自分の力で人生を切り開くためにも精神的に「自立」することはとても重要です。
女性が自立していれば、男性はさらに収入を増やすための時間をもてます。女性も男性に依存することがなくなれば、より成熟した男性を選べます。成熟した男性は自立した女性を好みます。それは本能的に知っているのです。
あなたも「女性性」「男性性」を冷静にみつめて、恋愛に生かしてください。
そして、美しく生きるよろこびを感じてくださいね。きっとですよ(^^)