「カルマ」とは、仏教・バラモン教・ジャイナ教などで用いられる概念で、インドが発祥ですが中国につたわり「業(ごう)」ととらえられました。日本語にすると「行為」「行い」です。
「カルマ」は、あなたの行いが原因となってあなたの運命が生みだされるもので、良い行いは良い運命をよび、悪い行いは悪い運命をよぶというシビアなものです。すべて、自分の行いは自分が受け止めなければなりません。
あなたのさまざまな「思い・行い」は、人生の記録として魂にきざまれ、あなたの傾向性を作りだします。「カルマ」とは、そうして作り出された「心の傾向性」のことです。
「カルマ」によって、よい「恋愛」「お金」「健康」「人間関係」が手に入ります。運命が好転するのです。これはぜひ研究してみましょう(^^)
カルマによって人生が変わる?
「行為」と言うと、ふつう、「身体でなにかをすること」と思いがちですが、仏教では「口でなにかをしゃべること」「心でなにかを思うこと」の3種類をすべて「業(「カルマ」)」とよんでいます。
それぞれ「身業(しんごう)」「口業(くごう)」「意業(いごう)」といいます。
おおくの人たちは、
「心でよくないことを思っていても、態度や言葉に出さなければ問題ない」
と、かんがえるかもしれません。
しかし、悪いことをしてしまう根拠は「心(意業)」にあります。仏教では態度や言葉より、心のありかを重んじます。
身体による暴力はもちろん恐ろしい罪ですが、「心」で悪いことを思うのはもっとも大きな罪だという教えです。
このように仏教では、「身体」や「言葉」だけでなく「心」をふくんだ3つの「業」の「善」をすすめています。
この3つの「業」を美しくもっていれば、あなたの運命もよくなるのです。
カルマを良い方向にはたらかせて幸福になる
前述の通り「カルマ(業)」は、きちんと理解した上で良い方向にはたらかせることができれば、願いをかなえたり、恋愛成就する有効な方法です。
でもこれ、そんなに簡単にはいきません。自分の欲望のために良い行いをしようとしているうちは、「心」から行う善行ではなくなってしまうからです。
欲が強すぎると、逆に悪行となって、「カルマ」が悪い結果を呼ぶこともあります。
そこで重要なのが、人の意識の95%を占める「潜在意識」です。無意識にもっている本音の部分です。
「カルマ」を良い方向ではたらかせるには、この部分から善行をおこなえるようにならなければいけません。
不幸な状態で、心から善行をつめる人はまずいません。不幸な恋愛をしている状態で、人の幸せを心から祝うことなんてできません。
そこで「カルマ」の解消です。それは自分を変え、人生をよりよいものに変えていくことです。たとえ正当な理由があっても、誰かを恨んだり、あなたが苦しんだ心のままでいては、いいことはありません。
憎しみ合った人間関係を修復したり、償いのために相手の苦しみを追体験するなどして「カルマ」の元をカットしましょう。
カルマ~良い因果応報
現状のあなたの環境は、あなたがおこなってきた「カルマ」に対する結果です。「因果応報(いんがおうほう)」です。すべては自分にかえってきます。
私たちが「輪廻転生(りんねてんせい・りんねてんしょう)」する(うまれかわる)なかで、前世でなにか悪いことをおこなってしまったことが、現世にかえってくるのは避けようがありません。日々、良い行いを心がけて過ごすことです。
ただ、現世で避けたほうが良い悪行はハッキリしています。それは、つぎのようなことです。
「悪口を言う」「浮気をする」「身勝手な中絶」「ウソをつく」「いじめをする」・・・
これらを行わないで、あなたの潜在意識を良い行いに書き換えれば、「カルマ」によってあなたの人生は成功します。
まとめ
「カルマ」について、お話しさせていただきました。なにもむずかしいことはありません。「良い行いは良い運命を呼ぶ」のです。
あなたも「カルマ」にしたがって、良い行いを心がけてください。「恋愛」「お金」「健康」「人間関係」などなど、すばらしい人生が手に入ります。
そして、美しく生きるよろこびを感じてくださいね。きっとですよ(^^)