「ワンネス」は日本語でいうと「ひとつであること」を意味します。スピリチュアルの世界では「至福の状態」だとかんがえられています。
・・・といっても、よくわからないですよね?できるだけわかりやすく言うと、「ワンネス」とは「宇宙の意識=神」だととらえてください。
宇宙は波動のエネルギーでできています。様々な形で存在するのは、振動数の違いだけです。本質はひとつのものです。宇宙の意識の上では、あなたも私もちがいはありません。
・・・まだ、すこしわかりにくいですね。今回はこの「ワンネス」をできるだけわかりやすくお話させていただきます。
ワンネスとは
この世のすべての物質は分離すると、まず「分子」になります。そして「分子」は「陽性分子」と「陰性分子」にわかれ、さらに分離すると「素粒子」になります。「素粒子」の時点でもとの形はなくなっています。
物質は結局「素粒子」のあつまりです。分解すると全部同じです。これが「ワンネス」です。そして「素粒子」になった一つ一つは、またくっつき出して別の形を形成します。
今度は別の物質です。動植物かもしれませんし、機械かもしれません。つまり、「すべてはひとつ、ひとつはすべて」なのです。
たとえば、だれでも自然と触れ合う経験があると思います。雄大な景色を見てその素晴らしさに感動するとき、森林浴をしたり、何も考えず自然の中に溶け込んでいくという感覚。それは、自然とひとつになっているということ、すなわち「ワンネス」です。
また言葉をかわさなくても、愛する人と同じことを考えていた、それも心がひとつになった「ワンネス」です。
ワンネスを体験する
「ワンネス」を体験した人の共通した感情は、「何かに没頭して時間も空間も自分さえも忘れること」だということです。それは、「めくるめく極彩色の創造の渦」とか「性行為を上回るエクスタシー」などと言われます。
自分がひろがったと思ったらすべてが自分だった。自分が愛の中心、自分が平和の中心。所有するものは何もなく、みんながそれを感じる。ただ気づきがある。ワンネス体験者はそんな風に表現します。
つまり疎外感の反対、一体感とも違う愛そのものです。すべてのものはつながっている、すべてのものとつながっている。それは共感とか共有するということより、愛そのものに直接触れる、ということです。
触れるというと、自分が存在してしまうので、愛が自分、自分が愛そのものになる・・・。
女性の方なら、妊娠している状態が一番近いかもしれません。これから生まれてくる子供を愛して、非常に幸福を感じている状態になっているからです。世界は愛に満ち溢れ、とても心が満たされていて世界中が妊婦さんだったら戦争なんか起きないのに、と感じるくらいの幸福感。
あまりの幸福感に、感謝でいっぱいで涙が数時間から数日止まらなくなる人もいるといいます。「ワンネス」体験は、神様からのプレゼントのようなものです。
まとめ
「ワンネス」は論理ではなくハートで感じるものです。頭で考えたり、比較して劣等感や優越感に浸るのをやめて、ハートで感じていれば、「ワンネス」を感じられるものです。「ワンネス」はひとことで言うと「愛の意識」です。
愛の本質は「つながっている」ということです。愛し合っているとき、心と心がつながっています。その「つながっている」という感覚が愛の感覚です。
こんな「ワンネス」の意識になったとき、本当の意味で比較はなくなります。比較して、勝った負けたと言ってもしょうがないからです。もともとは同じものなのですから。
それよりも、どんな人にも愛の意識でかかわって、同じ時代を生きる同志となることができます。
比較をやめるとき、あなたは本当の意味であなたの良さを認めることになります。そして、あなたの良さを伸ばしていけばいいのです。
世界中の人がこういう大きな意識に目覚めればいいですね。これこそ「ワンネス」です。あなたが、実現したいものと「ワンネス」意識を持てたら、それは実現します。なんの不思議もありません。
そして、美しく生きるよろこびを感じてくださいね。きっとですよ(^^)