あなたは「大天使ミカエル」をごぞんじでしょうか。旧約聖書の「ダニエル書」、新約聖書の「ユダの手紙」「ヨハネの黙示録」などに登場する天使です。
「ミカエル」はフランス語で「ミッシェル」、ドイツ語で「ミハエル」、英語では「マイケル」というように世界の主要な宗教で、偉大な大天使としてみとめられています。
「大天使ミカエル」の役割りは、「あらゆるものの守護」と「感情の浄化」です。人生の目的へみちびいてくれたり、勇気、自信、安全が担当です(^^)
今回は、この「大天使ミカエル」について、お話しさせていただきます。
大天使ミカエルのパワーとは
日々の生活の中でなにか迷いがある場合、「頼り」になるものがほしいものです。そこで多くの人が頼っているのが、「大天使」です。「大天使ミカエル」は、多くの人に「癒し」のパワーをあたえてくれます。
「ミカエル」は、四大天使のうちの一人と言われ、ほかには「ガブリエル」「ラファエル」「ウリエル」がいます。この中で「ミカエル」は、天使たちをまとめるリーダーです。
「ミカエル」は天使の中でも神にもっとも近い存在として崇拝され、「天使の中の天使」とされています。その名前の意味は「神に似た者」ですが、他にも「慈悲の天使」「正義の天使」「聖別の天使」など、様々な称号がつけられています。
旧約聖書外典「モーセの昇天」で「ミカエル」は、「サタン(悪魔）」を退治したとして知られています。実はこの「サタン」、かつて「ミカエル」と双子だったという説がある「ルシファー」と言う名の天使です。
「ルシファ―」は神を裏切り、自分が神になろうとして反乱を起こしました。「大天使ミカエル」は神の宝庫から神剣を賜り、その力で「ルシファ―」を打ち破ったのです。
「ルシファ―」は名前をはく奪されて「サタン」となり、地獄に封じ込められました。
右手に剣、左手に魂の公正さをはかる秤（はかり）をもっている「ミカエル」の画は有名です。
このことから武器と秤を扱う職業の守護天使とされていて、悪いもの、ネガティブなものを断ち切る守護のシンボルとされています。警官・兵士・消防士・救急隊など、正義と公正から成り立つ仕事の守護聖人として、あがめられています。
最後の審判とミカエルの日
「ミカエル」は、知力だけでなく武勇にも優れた天使として他にも様々な活躍が語り伝えられています。聖書で有名な「最期の審判」では神と共に「大天使ミカエル」が降臨してくると言われています。
「最期の審判」では死人が生き返り、神が全ての人を「良い者」と「悪い者」にふり分けます。「良い者」は天国にみちびき、「悪い者」は地獄へおとされてしまうのです。
このとき、人をふり分けるために前述の「ミカエル」がもつ秤がつかわれます。ただ「ミカエル」には「感情」といったものがないので、あくまで神の意思にしたがい行動するということです。
また、イギリスでは９月２９日「聖ミカエルの日」と言われる祝日があります。この祝日は、秋の収穫に感謝をささげる日でもあります。そして、9月からの新学期は「ミクルマス」という「ミカエル」にちなんだ名の時期が始まります。
この「ミクルマス」の時期には、手袋、ガチョウ、生姜の3つを用意して祝う慣習があります。これらは「ミカエル」のシンボルといわれており、「ミカエル祭」には欠かせません。「ミカエル祭」では、手袋をはめることで、出店許可証なくして、市場に店を出すことができるそうです。
ガチョウはローストして食べ、生姜はジンジャーエールにして飲むというのが慣習のようです。「ミカエル」を崇拝することは、民衆の間で非常にさかんになっていたといわれています。
まとめ
「大天使ミカエル」のパワーは、パワースポットに訪れるだけでなく、ヒーラーからも受け取ることができます。たとえば、あなたの理想の異性をみつけたり、お金のマインドブロックをはずして豊かになれたり、人間関係などをよくしたりしているヒーラーが実在します。（ヒーラー＝宇宙や霊など目に見えないものと交信し、治療したり、癒しを与える人、霊能者）
最初にお話しさせていただいた通り、「ミカエル」のパワーは、強い癒し・浄化の力だけでなく、保護を高めてくれる力があります。このパワーを実際に受け取った人は、強い癒しを感じるとともに、勇気がわいてくるといったように、力強さも同時に得たというケースが多くなっています。
つまり「ミカエル」は、私たちに癒しと強さをあたえてくれるのです。時に、人が恐怖や不安にとらわれ過ぎるのは、エゴが際立っているのだといわれます。エゴの感情や思考が、前へ進むのをためらわせるのです。
「ミカエル」のパワーはそうした人のエゴやネガティブさを一掃し、浄化してくれます。あなたも「大天使ミカエル」のパワーを受け取って、美しく生きるよろこびを感じてください。きっとですよ(^^)